高尿酸血症・痛風とは
高尿酸血症とは、血液中の尿酸が多くなりすぎている状態です。
尿酸は水分に溶けにくいため、血液中では尿酸塩として存在しています。
尿酸が多くなりすぎると、針状の尿酸塩の結晶ができ、からだのあちこちにたまって痛みをひき起こします。これが痛風です。
痛風は、その名のとおり、風にあたっても痛むというほどの激痛(=痛風発作)をもたらします。
高尿酸血症は、尿酸値が高いだけで症状のない状態ですが、痛風の予備軍であると考えられています。
また、腎機能の低下、尿路結石、動脈硬化(血管がもろく硬くなり、つまりやすくなるもの)などの合併症をひき起こします。

原因は?
からだの細胞は毎日の新陳代謝で新しく作りかえられています。
その結果、細胞の核からプリン体という物質が生成されます。 このプリン体が尿酸のもとになります。
プリン体は欧米的な食品やビール等に多く含まれています。
肉類や酒類を好む人は、尿酸値が高くなりやすい傾向があります。
症状は?
血液中の尿酸が多いというだけでは自覚症状はありません。
痛風発作では、急激に痛みがあらわれます。
主に足の親指のつけねや、手の指、ひじ、ひざが腫れ、ひどく痛みます。
痛みははじめの1~3日間がもっともひどく、2週間以内にはおさまります。
治療をせずに放置すると、痛風発作をくり返します。
当院での検査について
高尿酸血症は、高脂血症と合併していることが多く、早期発見、早期治療がもっとも大切です。
1ヵ月に一度は必ず病院を受診し、検査を受けていただくことをお勧めします。
血液検査
尿酸値のほかにLDL(悪玉コレステロール)、HDL(善玉コレステロール)、総コレステロール、中性脂肪を測定します。

当院での治療について
高尿酸血症では、尿酸値を下げることが大切です。
いずれの治療方法でも、医師による指導と管理が必要です。
食事療法
高尿酸血症の治療の基本です。
レバー、エビ、あじの干物、子牛の肉、もつ類、ウナギ、カズノコ、ワカサギ、ニシン、カツオ、タラ、マグロなど、プリン体を多く含む食品をひかえ、バランスのよい食事をとるように指導します。
またアルコールは尿酸値を上げる作用があるため、禁酒、もしくは節酒を心がけるよう指導します。
適切な食事の内容はお一人お一人で異なりますので、自己判断は危険です。
当院では診察と検査結果から医師が判断し、患者さんに指導します。
また栄養士が医師の指示のもと患者さんをサポートしています。

運動療法
肥満ぎみの人は、痛風発作を起こしやすい傾向があります。
食事療法とあわせ、運動で肥満を解消することが大切です。
ただし、激しい運動はからだの水分をうばい、痛風発作を誘発するおそれがあります。
適切な運動の内容はお一人お一人で異なりますので、自己判断は危険です。
当院では診察と検査結果から医師が判断し、患者さんに指導します。

薬物療法
痛風発作で痛みがひどい場合は、痛み止めの薬を処方します。
また尿酸が体内で生成されるのをおさえる薬、尿酸の排泄を促す薬など、医師が判断し処方します。
